ボイトレは小さい声でやるの？【目的によります】
ボイトレ初心者「ボイトレをする時は小さい声の方がいいの？具体的な練習法はあるの？」
とお悩みの方はいませんか？ そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- ボイトレする時の声の大きさがわかる
- 具体的な練習法がわかる
この記事を書いているボクは、プロとして25年メジャーと仕事を継続していて
最近はボイトレスクールも経営しています。
ボイトレは小さい声でやるの？
小さい声でボイトレした方がいいタイプ
全員が小さい声でレッスンする必要はありません。次の2つのタイプの方だけお試しください。
喚声点近くになると声が大きくなり叫ぶようにしてしまうタイプ。声が大きくなる分、体に負担をかけてます。喉ボトケも上がりやすく声帯を痛めてしまう可能性が多いです。
ヘッドボイスをうまく使うことができない。音が出なかったり、力が入りすぎて息ばかり多くなるタイプの方です。
この2つタイプの方は小さい声でのレッスンをお勧めします、
声を大きくした方がいいタイプもいる
声が小さすぎると声に艶が出ません。そしてミックスボイスに入ることも難しくなってしまいます。
こちらのタイプの方は ボイトレで声量を増やせるのか？【練習法あります】 の方に記事をまとめていますので参考にしてください。
小さい声でのボイトレ練習法
チェストボイス（地声）で叫んでしまう方向け
喚声点で声が大きくなるタイプの方は喚声点に向かって喉ボトケが上がっていき、腹圧（体の中の圧力）も強くなっていく傾向があります。
注）喚声点とはチェストボイス（地声）とヘッドボイス（裏声）が切り替わる場所の音です。
ヘッドボイス（裏声）がでない
ヘッドボイスがうまく使えない方は、ヘッドボイス（裏声）音域の低いところ（こちらも喚声点の近く）辺りの音を丸い音色で歌えるようにします。
曲は男性なら女性曲のサビ。女性なら男性曲のAメロのオクターブ上を歌うとキー的にはちょうど良いかと思います。
必ず息漏れのない声で練習してください！
両方苦手な方
その2つ。。。どっちもできないんですけど。。。という場合は
曲では小さくも大きくも歌えるべき
曲を聴けば皆さんお分かりだと思いますが、実際は大きな声でも小さな声でも歌えた方がいいです。
ボイトレでは小さい声はツール
先ほど述べたように「苦手な音域」を発声するための練習として、小さい声は使うものです。
１つの練習の手段だと捉えてください。
曲では小さい声は抜群の表現力
小さい声で歌うのは曲の中だと難しい技術に入ってきます。ある程度歌えるようになると、バランス良い音量で発声するのが一番安定すると知ってしまうからです。
しかし小さな声とは聴く人の心にすっと入りやすく、とても感情を揺さぶる表現ができる重要なものです。
ぜひ練習をして手に入れてみてください。