【DTM初心者】ダウンロードした音源でのTrapの作り方【Splice × Cubase】

DTM

初心者DTMer
「サンプリングだけでTrapって作れるの? 作り方をみてみたい」

とお悩みの方はいませんか? そんな疑問にお答えします。

この記事の内容

  1. サンプリングだけでのTrapの作り方がわかる
  2. Cubaseの使い方がわかる

この記事を書いているボクは、プロとして25年メジャーと仕事を継続していて
最近はボイトレスクールも経営しています。

ご質問などあれば下記のTwitterの方へお願いいたします。
https://twitter.com/wasapipo

【今回の記事は動画にもあります】

動画で見たい方はYouTubeにお進みください。文字で読まれる方はこのまま記事をご覧ください。

【DTM初心者】ダウンロードした音源でのTrapの作り方


今回はダウンロード音源だけでTrapを作ります。

ポイントは

  • トリッキーなハイハット
  • ぶっといベース
  • 怪しいウワモノ

です。

DAWは僕はcubaseを使って行います。
では作業しましょう。

ドラムを組む

気に入った音をSpliceからダウンロードします。ダウンロードのサイトについては後ほど書きます。

まずはkickを適当な場所に置きます。できれば奇数小節(1.3.5.7.9小節目)から始まるようにします。

同じく次はスネアを配置します。

ザックリできたらハイハットを置きます。
全てコピペで基本パターンを組んでみます。

聴きながら音量バランスも整えます。

トリッキーなハイハット

細かい作業をオーディオでやるのは大変すぎるので、midiで作ってみます

Cubaseの場合はサンプラートラックを作り、そのサンプルをトラックにオーディオをdrug&dropします。

すると鍵盤に割り振られます。高い方に行けばハイハットの音程も上がりますし、低い方に行けば下がります。

これを使って作る方が編集が楽になります。
Midiも同じようにコピペで作ります。
あとは思うがままに配置していきます。

この繰り返しで編集します。
同じでもいいですが、聞いてて飽きない工夫をしていきます。

キックやスネアも同じように音を増やしたり減らしたりしてハマりがいいところを探します。

何がはまるか?は、いろんなアーチストがどうやっているかをを聞いて参考にします。

ベース作り

次にぶっといベースを探します。
こちらも試聴して、ダウンロードして、DAWに持ってきます。
系統としては808と呼ばれている音ですので、検索窓で探してみます。

そしてDAWに音を配置するのですが、その時にノイズが出ないようにfadeをかけます。fade outなど聞いたことあると思いますが、音量を徐々に変化させることです。

それを0.1秒とかで行います。こうすることでブチブチいわなくなります。 

つまり高速fade outをかけることでノイズが消るのです。

ベースを配置は、基本はキックと同じタイミングです。どんなジャンルでもリズムの基礎になります。

配置したら音程をいじってみます。

Cubaseの場合はこの「移調」をいじると音程が変わります。trapの場合は1や3、-2など移調すると良いでしょう。

これはフレーズ作りなので決まりはありません。 
自分がいいと思うフレーズを組み合わせます。

できたらコピペです。

怪しいウワモノ

ウワモノはピアノやギターなどリズムの上に乗っかる楽器たちです。
Trapに合いそうな音色を検索してみます。試聴して良さそであればダウンロードしてます。

この時にウワモノはKeyが大切になります。

わからない方は下記にSpliceでkeyを探す方法も書きましたので参考にしてください。

ピアノをダウンロード

今回はピアノを選びました。このピアノサンプルはAmと書いてありますので覚えておきます。

DAWに持ってきたらリズムを合わせます。
Cubaseの場合は音符のボタンを押すと合います。

テンポを早くしたい時はBPM➗2の数値を入れます。
テンポを遅くしたい時はBPM×2の数値を入れます。


次に音程ですが、ベースと聴き比べるとちょっとづれていました。
BassはG#でピアノのサンプルはAmだったからです。
なので、ピアノを-1下げることにします。

ベルをダウンロード

もう一つbellを足していきます。
これも同じく、DAWでテンポを合わせキーを合わせます。

しかし、どうやってもいまいち合いませんでした。
そんな時もあります。

その時はサンプルを差し替えるか、切り刻むかです。

今回は切って細かく順番を変更してみました。

エフェクターと曲構成

エフェクトをかけます

これはおまけみたいな感じなので、どちらでも良いのですが
より雰囲気を出すように音を揺らしたり、汚したりしています。
Delayもかけて音を奥にしています。

Bassとkickの関係も作ってみました。
Bassの方を聞かせたいので、周波数がかぶるkickの部分を削ります
そしてbassは強調するためにmax bassを足しました。

曲構成

もう少しなんか欲しかったので声のサンプルも足しました。

いい感じになったので構成を作ります。

イントロはおとなしくして、キックのきっかけで本編に入るようなイメージにしました


はい、あとは自由に構成を作って長くしていきます。

Spliceの使い方


こちらがspliceの画面になります。
このようにジャンルがまとめらてます。
今回はTrapなのでここから探してみましょう。

音源の中でさらに検索できるので便利です。
まずはキックを探します。

Macの場合矢印キーで音源を選んだり、再生できます
選んだらダウンロードボタンを押します
いいのがあったらダウンロードします

ダウンロードサイトのSpliceはサンプル音源のwebサービスで月々💲7.99(約900円前後)で100個の音素材が自由にダウンロードできます。(他プランもあります)


パソコンにはspliceの専用ソフトがあるのでインストールします(ちなみに簡単です)
このソフトに音源がたまりますので、ダウンロードしたサンプルをdawにdrag&dropします。

Splice画面でのKeyやBPMの探し方

先ほどのKeyですが、よくわからない方は、spliceにkeyという場所がありますのでそこを押してください。
するとKeyごとにソートされて見れますので同じkeyを選ぶといいと思います。

たまに合わないこともあるので最終的には耳で聞いて大丈夫かチェックしてください。

音源にもキーが書いてあるので、参考にします。

テンポも同じで、spliceでソートできます。
Dawでオーディオのテンポ編集が分からない場合はここで同じテンポのモノを組み合わせるといいでしょう。


サンプル数は無限と言えるほどたくさんあるので、色々試すとオリジナリティが出ると思います。

ご質問などあれば下記のTwitterの方へお願いいたします。
https://twitter.com/wasapipo