作曲してて構成が決まらない【進め方を解説します】

歌モノ作曲

新米コンポーザー「作曲してるんだけど、曲の続きが作れないし、出来ても曲がなんかイマイチ」

とお悩みの方はいませんか? そんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  1. 曲構成の作り方がわかる
  2. 曲構成の中身の改善がわかる

この記事を書いているボクは、プロとして25年メジャーと仕事を継続していて
最近はボイトレスクールも経営しています。

曲構成の作り方

構成
初心者向けに基本構造を解説します。難しい用語はなるだけ避けますが、わからない場合はググっていただけたらと思います m(- -)m

王道に慣れましょう

よくある歌モノ構成の基本のパターン → ABC(洋楽はBがない場合も多い)

はっきりいってこれで十分です。100曲くらい良い曲が書けたら、他のパターンに手を出すくらいで大丈夫です。

実際に世の中の曲のほとんどが王道

様々な曲を分析すればわかりますが、ほぼ同じような感じの構成です。ルールのようなものです。

オリジナリティはルールの中に存在します。奇をてらった構成は独りよがりなことが多いです。

スポーツをみればわかります。ルールの中で競い合ってますが天才は存在するし、スーパースターは必ず生まれるのです。

構成の中身はどうなってるか

もう少し詳細にみると

「サビ」→ 普通に考えて一番の聴きどころ
「Aメロ」→ 曲の入り口だったり、「サビ」への伏線
「Bメロ」→ 「サビ」への架け橋や、ひと呼吸の部分

となっていることが多いです。

構成が決まったらまず作る

深く考えずAメロ、Bメロ、サビを作ってしまします。

出来が悪くても60%出来たらOKです。どんどん進めて、全ての構成を作り上げましょう。完成させることが成長につながります。

とりあえずフルコーラス作る

フルコーラス
「案ずるより産むが易し」です。

ざっくり3分〜4分の作品にする

A,B,サビ → 1番と2番は繰り返し
イントロ → サビのバックトッラック
エンディング → サビのリピート
間奏 → ここは少し遊べますがアイデアなければBメロで楽器ソロ

が定番でしょう。

構成を組みます

イントロ → 1A → 1B → 1サビ → 2A → 2B → 2サビ → 間奏 → 3サビ(ドラム無し)→ 4サビ→ エンディング

これでバッチリです!

曲構成の中身の改善をしよう

出来たけどイマイチな場合は中身の改善していきます。

構成ごとにメロディーに変化をつける

音程やリズムをチェックします。ABサビが同じリズムや音程だと変化に乏しいです。


Aメロ→ 長めフレーズと短めフレーズの組み合わせで、低域から中域の音程
Bメロ→ シンコペーションのフレーズで全体に長め、中域あたりの音程
サビ → 8分でリズミカルで高めの音程

などと分けられるように変更させます。

構成ごとにコードに変化をつける

始まるコードを「A、B、サビ」で変化させます。小節数も変化させると面白いです。


Aメロ→ 1度からスタート 4小節進行の組み合わせ
Bメロ→ 6度マイナーからスタート 8小節進行 + 4小節
サビ→ 1度からスタート 2小節ごとにコードチェンジして16小節進行

のように変化をつけてみます。

構成ごとにリズムに変化をつける

リズムも各パートで変えられますが、ダンス系はあまり変えないほうが良いでしょう。その方が踊り続けられるからです。ここでは歌モノのパターンを記します。


Aメロ→ 8ビート
Bメロ→ ハーフで8ビートサビに向かって盛り上がるフレーズ
サビ → 8ビートで細かく。楽器も増える。

といった感じです。

ここにあげたのは、ほんの一例です。Aメロとサビが逆の内容だって構いません。色々試すのが重要です!そして、全てに変化がある方が聞いててあきません。

ぜひトライしてみてください。