【データ解説付き】Lo-Fi Hip Hop を勇気が湧くコード進行でメイク【作り方】

DTM

DTM初心者
「Lo-Fi Hip Hop ってどんな感じの曲なの?作り方を知りたい!」

とお悩みの方はいませんか? そんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  1. Lo-Fi Hip Hop のアプローチ方がわかる
  2. 実際の作り方がわかる

この記事を書いているボクは、プロとして25年メジャーと仕事を継続していて
最近はボイトレスクールも経営しています。

Lo-Fi Hip Hopの作り方

Lo-Fi Hip Hopの作り方
コード進行だけ決めてLo-Fi Hip Hop 的なアレンジにしてみました。

コード進行

今回は「すぐ歌えるコード進行ネタ帳」という本にある「勇気が湧くコード進行」を使って作りました。
ギター・マガジン すぐ歌えるコード進行ネタ帳 ~選んでつなげて5万曲! (Guitar Magazine)

【オリジナル進行】
Am C Dm Em F C Dm G
【今回のアレンジ進行】
Am7(9) CM7 Dm7(9) Em7 FM7 C Dm7(9) F/G

です。
テンションを入れることでオシャレな響きに変更しました。

テクニック的には簡単

音符は白玉 (長い音符)が基本なので難しい弾き方はしていません。
エレピ
バッキングはエレピの音色を選びました。

ドラムパターン

音色はDryな音を中心に

Kick2つ
リムショット
クラップ
スナップ
リバーススナップ
クローズハイハット
オープンハイハット
シンバル
シェイカー


以上9つです。機材はNIのMaschine2を使っています。各音はピッチやPanをいじって左右に散りばめました。

ベース

ベースラインとしては

Root + 5度 + オクターブ


を中心に作っています。機材はNIのMONARKです。前半はベースのメイン音域の低いところを弾いてますが、後半だけオクターブ上など高い方に動きました。

低い「DOPE」 高い「POP」な感じがしますね。

メロディー

曲の前半と後半で少しメロが違います。深い意味ないのですが、後半はエンディングに向かえるように変えたといった感じです。

歌モノではないので、そこまでメロディアスではありません。曲を聴くと耳が向かう音なので「美しく記憶に残る」メロを目指しました。


機材はバッキングのエレピと同じですがセッテイングが違います。バッキングがDryな音に対してメロはリバーブ、歪みなど目立つように処理しています。

オブリメロ

メインのメロディに対しての合いの手メロディです。

オブリ①

機材はSylenth1 の StarChild 1を使いました。

ラインはこんな感じです。

オブリ2

機材はSylenth1 の Itaroを使いました。

ラインはこんな感じです。R&Bにありそうなフレーズです。

オブリ③
機材はSylenth1 の Arp Doves を使いました。

ラインはこんな感じです。フレーズ後半の絡みがなかったので加えました。アルペジオにdelayがかかっているので雰囲気モノでもあります。

サンプル素材

Spliceというサイトからダウンロードしました。サブスクでダウンロードできるサイトで重宝します。
【無料】このリンクからSpliceに登録すると、100クレジット(音源100個分)がプレゼント

サンプルは

・声ネタ 4
・ドラムFill
・リバースシンバル
・シンセ音

イコライザーでローカットしたりdelayをかけて曲になじむようにしています。長さの編集などもしています。

構成

3回繰り返しているだけです。微妙に変化をつけてます。

1回目 最後の2拍をブレイクしました
2回目 メロディーとオブリをmuteして歌が乗るようなトラックにしました
3回目 メロディーの後半に変化をつけて最後のドラムfillでエンディングに向かえるようにしました

動画もあります。ぜひ参考にしていただければと思います。