ボイトレと筋トレ【歌に筋肉は必要か】

ボイトレ

新米シンガー「ボイトレに筋トレって必要なの?本当は何が必要なの?」

とお悩みの方はいませんか? そんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  1. ボイトレに筋トレは必要なのかわかる
  2. 本当に必要な事が何かわかる

この記事を書いているボクは、プロとして25年メジャーと仕事を継続していて
最近はボイトレスクールも経営しています。

ボイトレに筋トレは必要ない

筋トレ
腕立てやスクワットが歌に影響あるんでしょうか?

腹筋しなさいというのは嘘

発声にも筋肉は使います。

地声を動かす筋肉と裏声を動かす筋肉です。しかしこれはジムで行うような筋トレで育つわけではありません。

繊細なエクササイズを行うことでバランスを取れるようになるのです。

筋トレしろは迷信

声を支えるのに腹筋が必要と言われますが
残念ながらこれは関係ありません。声を支えるのは呼吸における腹圧のバランスです。

逆に考えるとわかりやすい

例えば

6パックの腹筋を持ってるアスリートたちは歌がうまかったり、発声がよいとは限りません。

これは想像しやすいですよね!全く関係ないとわかります。

パフォーマンスするアーチストは体力は必要

観点を少し変えます。
ライブでパフォーマンスする事は多少なりとも疲労します。

激しいステージであればボーカリストはかなり体力を使います。その観点では筋トレやジョギングが必要でしょう。

僕も大きなライブ前は走り込みをします。

短距離がオススメ

これは僕の意見ですが、1時間ジョギングするよりもインターバルを入れながらも20分ダッシュを重ねる方がライブで効果があります。

太っているといい?

筋トレと逆の話ですが、オペラの上手い人は太っているイメージあります。

色々と意見ありますが、これも迷信だと思われます。実際には痩せている有名歌手は多く、オペラで役がつかないからダイエットを頑張っているという話も聞きます。

ポップスの世界では痩せている人の方が上手い人が多い気もします。自己管理が出来ている人たちということになるのかもしれません。

赤ちゃんの声はでかい

効率よく発声することで、身長60cm 7kgの赤ちゃんでも僕より大きくてしっかりした声を出せたりしてます。体の大きさや筋肉量って関係なさそうじゃないですか?

本当に必要な事は何か

必要
シンガーにとってやるべきタスクともいえます。

リラックスした発声

発声だけにフォーカスすれば「口の開き方」や「自然な呼吸」ができれば十分素晴らしい歌が歌えます。

赤ちゃんは自然に叫んで泣きます。なんといっても、彼らは世界中の言葉の母音を全て持っているんです。大人になると、他の国の言葉とか真似できないですもんね。

音楽的センス(研究とストック)

筋トレ話とは変わりますが、必要な事として考察すると

いろんなシンガーの声を(歌い方じゃなく)研究すると発声の本質に近づけます。そして深く聴き込む事でミュージシャンとして成長していけます。

そのような視点も大切だと思います。

余計な筋トレをする時間は全て基礎発声や音楽吸収の時間にあてていただく方が効果が早く出ます。

是非トライしてみてください。