ボイトレとストレッチ【効果はあるの?】

ボイトレ

新米シンガー「ボイトレする前にストレッチするべき?発声や歌とストレッチは関係あるの?」

とお悩みの方はいませんか? そんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  1. ボイトレとストレッチの関係がわかる
  2. ストレッチのやり方がわかる

この記事を書いているボクは、プロとして25年メジャーと仕事を継続していて
最近はボイトレスクールも経営しています。

歌とストレッチの関係

ストレッチ
「効果があるのか」「やったほうがいいのか」など解説していきます。

ストレッチしても声は出ない

声を出すとは喉にある声帯が振動することで音になる現象です。

「高い声や枯れない声を出したいから」とストレッチをしても直接的には関係ありません。

ストレッチしたほうがエクササイズには良い

しかし、間接的には関係があります。例えば

呼吸 → たくさん息を取り入れるには首や胸などの柔軟性が必要
高音発声 → 高音発声を習得する過程で首や背中の柔軟性が必要

な場合があります。

ミックスボイスと柔軟性

ミックスボイスの練習でどうしても力が入りがちな人がいます。

最終的に無駄な力を抜けるようになればいいのですが、背中や首がガチガチな方は練習の最初から背中がツッてしまいそうにる方もいます。

そうすると何も出来ないまま、レッスンを止めるしかありません。

体が柔らかさは発声にそこまで関係しない

結果からみるとわかりますが

体の柔らかいバレリーナや体操選手の方達の発声は特に良いとはいえません。

ただ、体のバランスはとても良いので練習すれば良い発声が期待できます。

結果、直接は関係ないが柔軟な体は発声の手助けをしてくれる。ことになります。

ボイストレーニングのためのストレッチのやり方

体操

ハーモニー体操

あまり馴染みがないと思いますが、元は海外のフェルデンクライスというメソッドです。

日本ではハーモニー体操と呼ばれてます。
僕はハーモニー体操の準指導員の資格を取りました。レッスンでも使っています。

ハーモニー体操のやり方

何といっても特徴的なのが、ゆっくりと動くこと。とても楽なのに驚くべき効果があることです。

この動画はハーモニー体操プロジェクト発起人のコンラッドさんが指導しています。

普通のストレッチ

これはみなさんお馴染みです。ですが、最新の科学では運動能力が下がるみたいです。

テキサス工科大学で運動生理学を教え、『Fundamentals of Biomechanics(生体力学の基礎)』の著者でもあるデュエイン・ヌードソン教授は次にように語っている。「静的ストレッチをすると筋肉は存分に動きにくくなる。その結果、静的ストレッチを行った後の30分から1時間は運動能力が落ちる」。

引用元:東洋経済 https://toyokeizai.net/articles/-/180378

正しい体の使い方で発声練習することも上達につながりますし、健康を維持できればやれることが増えますから是非トライしてみてください。