2020/05/04 (更新日: 2020/06/22)

ボイトレで健康になれるのか【効果いっぱいあります】

ヘルシーシンガー「ボイストレーニングって健康に影響あるの？どんな効能があるの？」

とお悩みの方はいませんか？　そんな疑問にお答えします。

本記事の内容

この記事を書いているボクは、プロとして25年メジャーと仕事を継続していて
最近はボイトレスクールも経営しています。

ボイトレで健康になれるのか

ウォーキングやランニングのようなカロリー消費が期待できます。

1曲歌ったカロリーは10kcl~20kcl といわれてます。
これは10分ウォーキングしたくらいと同じです。1曲を4分平均とすると、30分声を出すだけで70kclは使うでしょう。計算だと1時間ウォーキングしたことになります！

びっくりですね。もちろん体重や年齢で差は出ますが、カロリー消費することは間違いなさそうです。僕も歌った後は疲れますし、腹が減ります(^^)

エクササイズは慣れるまでは頭と耳と口を同時に使いこなさないといけません。

【スケール練習】
いろんなスケールやリズムを使います。
細くなればなるほど覚えるのが難しく、使ってない脳みそを刺激してる感じになります。

【歌う練習】
歌詞を全て母音で歌う練習もします。例えば「まちかどに〜」という歌詞であれば「あいあおい〜」が母音になります。

最初はゆっくり書かないとわからないかも知れませんが、だんだんと初見でできるようになってきます。

体だけではなく、脳の健康にもボイトレは効きます。

発声と呼吸は深い関係にあります。

【腹式呼吸を中心とした深い呼吸】
→ 横隔膜を大きく動かす
→ 肋骨がよく動く
→ その他のインナーマッスルも刺激される
→ 血液循環がよくなる
→ 内臓にも良い影響がある

といった具合にいろんな効能があるんです。
また副交感神経が働くようになるのでリラックスできて落ち着けるようになります。

歌うことは口と喉周りの筋肉をとても使います。

普段あまり使うことのない首から上の筋肉は美容と健康に直接効いてきます。

嫌なことがあっても、良いことがあっても、大声が出てしまう時ってありますよね。

声は感情の出口でもあります。しかし、大人になると何があっても黙って我慢してしまうことが多くないですか？声を出すことは本来の人間としての姿です。

声を出せば全てスッキリ。僕は風邪が治ったことなんかもあります。（多分ストレスや疲れで体が凹んでたんだと思います。ライブをしたら一発で治ってしまいました。）

音楽療法士という方々がいます。日本音楽療法学会のページにはこのように書かれています。

音楽には、人の生理的、心理的、社会的、認知的な状態に作用する力があります。

記憶をなくした方が思い出の曲を聞いたら涙し歌い出したこともあるそうです。

音楽が体に及ぼす影響は計り知れません。

ぜひボイトレを健康面からも行ってみてはいかがですか。