作曲でキーの決め方【3つの方法】

DTM 歌モノ作曲

新米コンポーザー「作曲してるんだけど、キーってどうやって決めてるの?何を基準にすればいいの?」

とお悩みの方はいませんか? そんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  1. 作曲する時のキーの決め方がわかる
  2. 楽器の特性を生かした曲作りができる

この記事を書いているボクは、プロとして25年メジャーと仕事を継続していて
最近はボイトレスクールも経営しています。

作曲する時のキーの決め方

構成
初心者向けにキー設定する時の3パターンを解説します。

歌モノのキー

ボーカルがいる設定でかかれた曲です。
男女それぞれのキーです。

男性 → D2〜A4くらい
女性 → G3〜D5くらい

が一般的ポップスのキーです。

シンガーによって音域が違う場合あり

最近のシンガーは高いキーで歌える人も増えてきてます。

男性TOP音 → E5
女性TOP音 → A5

なんて場合もたまにあります!

インストのキー 

メロディーを楽器が担当する曲です。
楽器によって得意なキーがあります。


ギター、ベース → Key E
サックス → Key E♭かB♭

これは楽器の特性です。

楽器の音域もチェック

ギター、ベース → 3~4オクターブ
サックス → 2オクターブ半

音域を気にせずメロディーを奏でられるのはピアノやシンセサイザーなど鍵盤楽器だけかもしれません。

雰囲気優先のキー 

メロディーよりバックの楽曲優先のダンストラックなどは、雰囲気が出る音程感が大切になります。

例えば、少し前のHIPHOPトラックなどはサンプル音をわざと高いキーでテープの早回しみたいなサウンドにして作っています。

このサウンドこそが一番重要なのです。

聞いていて「なんか気持ちええなぁ」って音程があるので、それを聞き分けます。でも難しく考えずノリで決めてイイと思います。

この手のジャンルはドラムの音色が特に大事

ダンス系やCLUB系はドラムサウンド命です。かっこいい時代にあったサウンドを見つけましょう。

トレンドがありますから、いろんな曲を聞いて時代を反映させると「それっぽく」なります。

楽器の特性を生かした曲作り

楽器
もう少し掘り下げます。

歌モノの特性

声も楽器として考えます。

その曲を歌うボーカルが決まっていたら、どのあたりの音程が一番響きが良いかを探します。

良い響きはなるべくサビに持ってくるようにします。

もっといえば、響きが良い子音や母音もあります。

歌詞も考慮できるとより素晴らしい曲になると思います。
シンガーによって聞こえ方が違うのは歌詞の響き方もあるということです。

インストの特性

楽器には得意なキーがあります。

例えばギターやベースが主軸なる曲であれば、開放弦を生かしたキーが良いです。
EやAのリフの曲は本当に多いです。

ロックギターの名曲

多くが開放弦をうまく使っています。

よくある初心者の疑問

で、結局何のキーにすればいいの?
と思われる方もいると思います。

女性キーはこれです! といった回答はありません
メロディーが女性音域にあれば、曲の雰囲気に合わせてコードをつけていきます。

そのコード進行が何のキーになるか?が答えになります。難しく感じた方は音楽理論の基礎「ダイアトニックコード」を勉強してみてください。

ぜひ参考にしていただければと思います。